アオ4

2015/03/03

「なんで」



「ひどいよっ。よしって言ったのに。終わりって言ったのに」


「終わりなんて言ってない」


「スカートの上からで終わりにしたら、また悪さしそうだからな」

なっ!!
どーいう意味?
なんとなく、嫌な予感。


「悪いことしたら、お尻真っ赤になるって教えておこうな」


「い…いい。教えてもらわなくても、もう理解したから」

「だーめ」

「やだ。だめじゃないよ。終わりだよ」

「それは、俺が決める」

「やだ。本当に嫌なの」

「約束やぶっても、俺が怒らないと思ってた?」

思わないけど


「返事も無しか」

「ちょっとお尻痛くしたくらいじゃ、わからないみたいだな」


ぐっと腰に回した左手に力が入って、もがいてもビクともしないくらい、押さえ込まれて、

なに?って思ったら
右手で、ぐっと私のパンツを下ろされた。


きゃー。

恥ずかしくて、死ぬ。

大好きな人なのに

私、これでも、純情乙女なのに!

こんなの、酷い

「やっ」

「やだ」

直ぐに叩かれるのかと思って、
それも怖かったんだけど、
何も起こらない。

恥ずかしい

ただ、ひたすら
恥ずかしい。

大好きなのに。




仕方ないな。
反省してないから叱られてるって状況を自分で理解するのは、まだ難しいか。

ヒント位与えないと、
このまま、膝から下ろせないなぁ。

「もうしないって、約束できる?」

約束しない。
するわけ無い。

ライブ見れなくなっちゃう。

「ふゆこ、甲斐君が歌うのまた見たい」

「今度練習の時な」

「やだ。ライブがいい」

「それは、ダメだと言ったはずだ」

「膝から降りたいよう」

「こんなの、やだ」


バカ。甲斐君のバカ。バカバカ。

「約束守ると言えるまで、下ろさない」

「反省して、ごめんなさいができるまで、たくさん泣きたいなら、そうしろ」

甲斐君のいつもはときめく低い声で
突き放されると、泣きたくなる。

「さ。はじめるぞ」



甲斐君は
恥ずかしさでいっぱいで、
ごめんなんて、全然したくないと
勝手にむくれている私にはお構いなく、
すっごく痛いペンをしてくる。

どんどん

どんどん

「やっ」「痛い」

意地はって、
絶対ごめんなんてしないと思ってるのに、

「終わりにしたかったら、どうするんだ?さっき教えたぞ?」






全く。

世話がやける

「ごめんなさいは?」

その、最後にそっと出してくれた
きっかけに、

泣きながら

「ごめんなさい」

「約束…ま…守る」


と、やっと言えた